病気が原因の微熱について
生理的な現象の一つとして微熱が引き起こされることはありますが、病気が原因で生じている場合は注意が必要となります。
微熱を下げたいのであれば、患っている根本的な原因を排除しなければならず、自宅での療養ではなく病院で治療をしなければならない場合もあるのです。
そこで、このページでは、どのような病気が原因で微熱の症状が引き起こされるのか詳しく説明しているので、自分に該当する症状がないかどうかチェックしてみてください。
インフルエンザ
微熱を引き起こす原因として多いのがインフルエンザで、冬場に猛威を振るうという特徴があります。
実は、インフルエンザは高熱を帯びるだけではなく、個人の症状によっては微熱が長期間に渡って続く場合もあり、通常の風邪と間違える方が多いのです。
普通の風邪であれば、自宅で休息を取っていれば自然と治りますし、だんだんと微熱も下がっていくはずですが、インフルエンザの場合はそうではありません。
「高熱が出てないから大丈夫」と安心していると、急激に体調が悪化し、嘔吐や関節痛といった症状に悩まされるかもしれないので、この病気は病院で正しい治療を受けなければならないのです。
不明熱
原因が特定できず、38.3℃以上の発熱が3週間以上に渡って継続している病気を不明熱と呼んでおり、初期段階では微熱が生じやすくなっております。
そして、だんだんと熱が上がり、長期間に渡ってグッタリとした状態が続きやすいという特徴があるのです。
不明熱は病院で治療を受けて後々に解明されるというケースが意外と多く、ウイルスによる感染症が約5割、複数の臓器に炎症が生じる膠原病が約2割、悪性腫瘍が約1割、残りが原因不明となっております。
原因が分からない病気ということで怖いかもしれませんが、専門家の間では普段のストレスが引き金になっているのではないかと考えられているので、普段の生活を見直すことも実に大事な対処法なのです。
更年期障害
女性が閉経を迎えた後、微熱や火照り、倦怠感やイライラ感といった不快な症状が引き起こされる病気を更年期障害と呼び、悩まされている方は非常に多くいらっしゃいます。
閉経によってホルモンバランスが乱れるのが大きな原因で、個人によって異なる症状が引き起こされるという特徴があるのです。
しかも、更年期障害は一度症状が落ち着いたらと思ったら、別の症状が引き起こされることも多く、ストレスが増幅するという方も少なくありません。
ホルモンバランスが乱れるのは身体の構造上仕方がありませんが、日常生活に支障が出るケースもあるので、あまりにも更年期障害による症状が酷い方は、病院を受診して医薬品を処方してもらうべきです。
関節リウマチ
手首や足首に痛みがあらわれたり、強張りが生じたりという病気が関節リウマチで、場合によっては患部が貼れることもあります。
関節を動かすと痛みが全身を駆け巡るような感じで、慢性的に微熱が続くという症状も大きな特徴です。
疲れやすかったり、食欲が進まなかったりと、風邪と似た症状が引き起こされやすい関節リウマチですが、関節の痛みがあらわれたらただの微熱ではないかもしれないので、お近くの病院で症状を診てもらいましょう。