微熱と中耳炎

 

 

微熱と中耳炎について

風邪を引いた後に細菌やウイルスが中耳に感染し、炎症を引き起こして痛みが生じる病気を中耳炎と呼んでおり、幼児や子供が患いやすいという特徴があります。

 

気付かない場合もありますが、1歳までにほとんどのお子さんが中耳炎を患うと言われており、耳に痛みが生じたり微熱が出たりと、様々な症状に悩まされるという特徴があるのです。

 

高熱を帯びるというケースは少なく、基本的には38℃以下の微熱が続き、耳だれが出たり耳に何かが詰まったような感じになる場合もあります。

 

小さな子供が中耳炎を引き起こしやすいのは、大人と比べて耳管が太く短く、細菌を食い止められないような耳の構造になっていることが原因です。

 

一口に中耳炎と言っても、痛みや腫れが強い初期段階を急性中耳炎と呼び、ピークを過ぎて膿が少なくなっていくと滲出性中耳炎という呼び名に変わります。

 

どの種類の中耳炎にしても、抗生剤なしで自然に治ることはありますが、微熱が数日間に渡って続いたら怪しいですし、子供が痛みを感じているのであれば、早めに耳鼻科を受診した方が良いでしょう。

 

病院を受診すると最初に症状のチェックを行い、急性中耳炎の場合は抗生剤と鼻水を止める薬が処方され、指示に従って服用させることで症状は少しずつ和らいでいきます。

 

完全に治るまでに5日から2週間程度費やすことが多く、そこまで深刻な病気というわけではありませんが、膿が溜まって鼓膜部分が腫れている時は鼓膜切開術という手術を行わなければならないのです。

 

難聴や耳鳴りといった症状を伴う滲出性中耳炎の場合は、中耳の粘膜を正常にする薬が処方され、ネブライザーを使って鼻の中を綺麗にしていきます。

 

鼻水によって中耳炎の症状は悪化しやすいため、その原因を取り除くために鼻水を抑える薬が医師から処方されるかもしれません。

 

急性中耳炎の症状よりも軽いとはいえ、この時期に治療を怠ると今後の聞こえに悪影響が引き起こされ、難聴や耳鳴りの症状が強まるかもしれないので、膿がなくなるまでしっかりと病院に通う必要があります。

 

「子供の微熱も下がり元気になってきたみたいだからもう大丈夫」と鷹をくくっていると、中耳炎が再発する可能性が高いため、医師の許可が下りるまで治療に専念しましょう。

 

子供は自分から症状を訴えることが少ないので、「耳を抑えている」「機嫌が悪い」「呼びかけても反応しない」「アレルギー性鼻炎を患っている」「粘り気のある黄色い鼻水が出る」「37℃台の微熱が続く」という症状が幾つか見られたら中耳炎を疑うべきです。

 

 

 

 


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