微熱とパニック障害

 

 

微熱とパニック障害について

風邪を引いていないのにも関わらず、微熱が長く続くという方はパニック障害を患っている可能性があり、突然襲ってくる激しい動悸や息苦しさに襲われる方は注意が必要となります。

 

20代から40代にかけての働き盛りの世代に多く見られる病気がこのパニック障害で、その名の通り特に理由がないのにパニックに陥りやすく、発作が1回で終わることはありません。

 

微熱で少し体調が悪い状態であれば、悪寒や息苦しさを感じるかもしれませんが、パニック障害を発症している方は、「またあの発作に悩まされるのでは?」という強い不安感に襲われ、その不安で日々苦しめられます。

 

パニック障害を患っている方は、発汗や呼吸といった人間にとって欠かせない行動を管理している自律神経に乱れが生じていることが多く、それが原因で微熱が出ていると説明できるでしょう。

 

最初のパニック発作から数ヶ月程度経過すると、個人によっては発作の回数は減っていくものの、胸の痛みや頭痛など、何となく身体が調子悪いという状態が続くため、日常生活に支障を来たすこともあるのです。

 

最初は何の前触れもなく、不快な身体的な症状が引き起こされるため、その時の不安が脳裏をよぎり、症状が悪化している方もいらっしゃいます。

 

「パニック障害による発作が生じる」→「仕事中に出たらどうしようと不安になる」→「今この瞬間にくるかも」→「不安で頭がいっぱいになってきた」→「やっぱり発作がおきた」というように、自分で症状を誘発してしまうのです。

 

このような悪循環のスパイラルを予期不安 と呼んでおり、実際に発作が引き起こされた場所や状況を避けようとする広場恐怖も、パニック障害の特徴となっております。

 

性別でこの病気の患いやすさが決まるわけではありませんが、「何事も完璧でなければ気が済まない」「神経質で拘りがある」「向上心が強い」という方は、この病気に悩まされやすいので注意しなければなりません。

 

微熱だけではなく、うつ病や自律神経失調症のような症状も同時に引き起こされた場合、精神的な疾患を患っていることが多いので、精神科や心療内科を受診して今の状態を少しでも改善する必要があります。

 

パニック障害の治療の目標は、発作による不快な症状の対処療法ではなく、できる限り発作が引き起こされないように促すことで、予期不安やうつ症状などが生じないように、薬の服用でコントロールしていくのです。

 

セロトニンやアドレナリンの機能に働きかけるセロトニン再取り込み阻害薬や、「また発作が起きるかも」という不安を抑える抗不安薬が処方され、医師の支持に従って服用していきます。

 

精神的な病気の治療は長期間に渡って続くかもしれませんが、医師が指示する自律訓練法(リラクゼーション)や暴露療法(エクスポージャー)なども駆使して、パニック障害と戦ってみてください。

 

 

 

 


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