微熱と麻酔

 

 

微熱と麻酔について

全身麻酔をして手術をした後に、微熱が出て体調が悪くなるという方がいらっしゃいます。

 

どのような手術を病院で行うかによって異なるので一概には説明できませんが、麻酔をした手術の後に微熱が生じるのは決して不思議ではありません。

 

手術をしてから2日後くらいは、発熱物質を含んでいる壊死組織や出血の吸収を行うために、身体が熱くなるという特徴があります。

 

これは決して手術が失敗したことが原因というわけではなく、全身麻酔の手術後のほとんどの患者さんに引き起こされる症状なので、自分だけが特別というわけではないのです。

 

事前に医師から説明を受けるはずですが、全身麻酔後の微熱は48時間がピークとなっており、その間の体調に気を配っていれば、自然と熱は下がっていきます。

 

この間に激しい運動をしたり興奮したりして、炎症を悪化させるようなことをしていなければ、自然と微熱は下がって体調も安定していくはずなので、特に神経質になる必要性はないというわけです。

 

全身麻酔ではなくとも、歯科医院で麻酔を打ち、神経を取る処置や抜歯をしたりすると、数時間後から微熱が発生して頭がボーっとすることがあります。

 

この状態も個人の体質によっては数日間に渡って続くものの、風邪が原因で発熱を引き起こしているわけではなく、ごく普通の出来事なので、経過観察をしっかりと行っていれば特に問題はないでしょう。

 

ただし、歯科医院での麻酔手術にしろ、外科的な手術にしろ、熱が急激に高くなったり治療部位に激しい痛みが生じたりしたら、早めに再診して症状をチェックしてもらうべきです。

 

また、全身麻酔を使って大きな手術を行う場合、風邪を引いて微熱が出ている時は基本的に避けなければならず、医師から延期が言い渡される場合があります。

 

特に、子供の場合は風邪で鼻が詰まった状態になっていると、麻酔を打つことで呼吸が不安定になり、脳に障害が引き起こされたり、生命に危険が生じたりと、思わぬトラブルに発展することがあるのです。

 

もちろん、最終的には医師の判断に任せる形となるのですが、微熱が出ていて子供の具合が明らかに悪いのにも関わらず、急いで全身麻酔を行う手術をしようとしている病院では、施術を受けない方が良いかもしれません。

 

一時を争う治療なのであればまだしも、基本的に焦ったところで良い結果は待っていないはずなので、子供の体調をきちんと考慮してから手術をしなければならないのです。

 

逆に、「早く治療をしてあげたい」と親御さんが思っていても、デリケートな身体の患者さんに慎重になるのは当たり前なので、場合によっては直ぐに治療を受けられない場合もあると頭に入れておきましょう。

 

 

 

 


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