微熱と風呂

 

 

微熱と風呂について

日本人は昔からお風呂が大好きで、身体の新陳代謝を活発にさせ、身体全体を温めてくれるので夏場はシャワーだけの方でも、冬場は湯船に浸かっているという方は多いはずです。

 

「微熱の時にお風呂に入っても良いの?」「風邪を引いている時はお風呂に入らない方が良いの?」という疑問を抱えている方はいらっしゃいます。

 

確かに、微熱の時はただでさえ平常よりも高い体温となっておりますし、熱いお風呂の中に入ると余計に症状が悪化し、体調不良を酷くさせる原因になりそうなので、親から「今日はお風呂はやめなさい」と言われた経験はあるはずです。

 

風邪を引いているのであれば、入浴で体温維持機能に何かしらの弊害を加えるかもしれないので、このような対応は決して間違っておりません。

 

しかし、最近では風邪を患っていたり微熱がある時でも、お風呂に入って温まった方が良いことが分かり、イギリスといった海外では体調が悪い時に積極的に入浴する文化があります。

 

もちろん、体温が38度を越えるような高熱の状態であれば、お風呂はできる限り避けた方が良いのですが、微熱程度であれば風邪対策として入浴をするのは良い方法の一つなのです。

 

そもそも、日本で「風邪の時にお風呂に入るな」という慣習があったのは、お風呂から上がった後に湯冷めをして、肺炎といった病気を患うリスクが高まるからだと説明できます。

 

それに、日本は昔から熱いお湯を湯船に入れて浸かるという傾向があり、血圧が急激に上昇し身体が活発になる時に優位になる交感神経を刺激して、エネルギーを大量に消耗してしまうのです。

 

エネルギーを消耗すれば体力の消耗に繋がることは間違いないですし、脳が覚醒してアドレナリンが放出され、眠りが浅くなって風邪の症状は治りにくくなってしまいます。

 

つまり、以上の点をまとめると、「湯冷めしないように脱衣所を温めておく」「40度以下のぬるま湯を湯船に入れる」という対策を行っていれば、微熱の時でもお風呂に入って良いと言えるでしょう。

 

微熱の時にお風呂に入ること事態がまずいのではなく、入り方に注意をしなければならず、正しい方法で入浴をしていれば身体を温めて免疫力をつけられるため、風邪の回復が促されるはずです。

 

実は、人間の体温は微熱の37度程度の時に免疫力が強力に働くという特徴があり、体内ではウイルスや細菌を退治しようと頑張って戦っております。

 

そのため、37度をキープするために微熱の時にお風呂に入って身体を温めるのは最適な手段ですし、解熱剤を使って体温を下げるような対策はもってのほかなのです。

 

風邪の症状がそこまで重くない場合は、ぬるま湯を湯船の中に入れてゆっくりと浸かり、血液の循環を良くして自然治癒力を高めるというケアが適しております。

 

また、現代ではライフスタイルが便利になりましたが、その背景にはエアコンの普及による免疫力の低下や、運動不足による筋肉量の低下などにより、低体温で悩まされている方が多いのです。

 

微熱の状態がベストというわけではないものの、体温が1度下がるだけで免疫力は約3割も低下するため、平熱が36度以下の方は十分に注意しなければなりません。

 

免疫力が落ちれば、風邪を引きやすくなることは間違いないので、風邪を予防するためにも夏場でも湯船に浸かり、入浴の時間を長めに確保するようにしてください。

 

 

 

 


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