微熱とアドレナリンは関係性があるの?
副腎髄質ホルモンの一種で体内で作られているのがアドレナリンで、興奮した時に出る物質として有名です。
興奮や緊張によって自律神経の交感神経が優位な状態となり、その際に副腎から血液中へとアドレナリンが分泌されるのが大きな特徴となっております。
このアドレナリンが分泌されると微熱が出るのではないかと考えている方はおり、もしかしたら少なからず関係性があるのかもしれません。
恐らく、アドレナリンが出ると人間は興奮状態に陥り、体温も一時的に上がりやすいからこそ微熱と関係性があると言われているのではないでしょうか。
しかし、アドレナリンの分泌が原因で微熱が引き起こされる医学的な確証はなく、数日間で熱がおさまらないのならば別の病気を患っていると考えるべきです。
体調不良の一環として引き起こされている程度の微熱ならば、数日間に渡ってゆっくりと身体を休めることで少しずつ症状は回復していきます。
一方で、何かしらの病気が引き金となって微熱が出ていると長期間に渡って続く恐れがあるので、自分の身体がおかしいと感じたら早めに病院を受診して専門医の診察を受けてみるべきです。
微熱とは少々関係のない話になりますが、アドレナリンにどのような作用があるのか以下ではまとめているので一度参照してみてください。
・心臓の働きがアップする
・呼吸のスピードが上がる
・筋力がアップする
・手足の震えが引き起こされる
・身体を活発モードに切り替える重要な役割がある
・汗の分泌量を増やす
・血糖値を上昇させる
上記のように、人間が生活していく上で欠かせない働きを担っており、欲望ややる気とも深く関わっております。
興奮した時に分泌されるのは紛れもない事実で、自分でも感情を抑えられないほど嬉しい時や楽しい時に「アドレナリンが出た」と表現する人が多いのではないでしょうか。
しかし、就寝前にあまりにもアドレナリンが分泌されていると脳が興奮して睡眠に支障が生じる可能性があります。
「アドレナリンが出る」⇒「眠れなくなる」⇒「慢性的に寝不足に陥る」⇒「体調不良が引き起こされる」⇒「微熱が続く」と体調が悪化しやすいのです。
私たちが生きていくに当たって睡眠は欠かせない行動の一つですし、寝る前はアドレナリンが分泌されすぎないようにリラックスを心掛けた方が良いかもしれません。
「半身浴を行う」「アロマを焚く」「リラックスできる音楽を流す」という対策を行い、良質な睡眠がとれるように努力してみてください。