微熱と関節痛について
高齢者ではなく若者でも微熱と関節痛が同時に引き起こされる場合があり、関節リウマチが大きな原因となっております。
関節リウマチとは、突発的に関節の強張りや痛みといった症状が引き起こされる病気で、全身の倦怠感や微熱が続くのも特徴の一つです。
それに、食欲不振や手足の痺れ、汗をかきやすいというように、自律神経失調症のような症状もあらわれやすく、関節リウマチだと気付かないケースも少なくありません。
関節痛が引き起こされていては毎日の生活に支障が生じるはずですし、微熱が身体がだるいという症状が続くのも辛いはずなので、早めに病院で治療を受ける必要があります。
病院では、関節リウマチを治すために、免疫の異常をコントロールする抗リウマチ剤や、痛みや腫れを食い止める抗炎症剤が処方され、サラゾスルファピリジンやブシラミンなど、個人の症状に合わせて医師が選択してくれるはずです。
免疫調節剤は効果があらわれるまでに2ヶ月程度費やし、抗炎症剤は服用してから1週間から2週間程度で関節痛に変化が生じます。
どのような薬が処方されるにしても、何かしらの副作用が引き起こされることが多いので、医師の指示に従って用法と用量を守り、服用していくようにしましょう。
関節リウマチが治れば節々の痛みを感じることはなくなるはずですし、微熱症状も抑えられるので快適な毎日が待っているはずです。
また、微熱と関節痛が同時にあらわれる病気として慢性疲労症候群も挙げられ、医師からこの病気を告げられることもあります。
慢性疲労症候群は、20代から50代にかけての働き盛りの世代が患いやすいという特徴があり、普通に日常生活を送っているだけで強い疲労感を感じることが多く、6ヶ月以上に渡って継続する恐ろしい病気なのです。
重症の場合は自分の力で立ち上がれないこともあり、微熱や頭痛といった身体的な症状も引き起こされやすい上に、効果的な治療法が存在しないというのが現状となっております。
微熱が出たり関節痛が引き起こされたりという症状は、慢性疲労症候群でなくても生じることはありますし、他の病気と見分けがつかないという点が最も怖いポイントかもしれません。
個人によって悩まされる症状には違いがありますし、素人では自分の身体に何が起こっているのか分からないはずなので、病院で血液検査を受けなければならないのです。
効果的な治療法が確立されていないとしても、病院を受診すれば医薬品が処方されるはずなので、根気良く治療に臨むようにしてください。