朝だけ微熱が出るという方へ
「朝だけ微熱が出るのは何で?」という疑問を抱えている方はいらっしゃいます。
微熱の出る時間帯は個人の体質によって異なりますし、病気の種類によっても違いが生じているので、朝だけ出るという状態が不思議というわけではないです。
とは言え、人間の体温調節機能は朝の時間帯に体温が低くなるという特徴があり、活動を始めて夕方になるにつれて徐々に上昇していきます。
つまり、夕方の5時頃に微熱が出るのは生理的な現象だとしても、朝の時間帯に体温が増しているという方は、もしかしたら風邪といった病気の可能性が高いので、体調管理には十分に注意しなければなりません。
朝だけ微熱が生じ、午後になるにつれて体温が下がっていく状態が連日続いているのであれば、それは原因不明で、厄介な病気にかかっていることもあるので病院を受診した方が良いと言えます。
大したことがない症状だとしても、自分では気付かない間に病状が進行しているというケースは珍しくないので、勝手な判断をせずに専門医の診察を受けた方が安全なのです。
また、朝だけ微熱が引き起こされるという方は、精神的なストレスが加わっていることが多いので、自分の生活習慣を今一度見直してみた方が良いでしょう。
特に、仕事をしている方は朝に憂鬱な気分になり、「仕事に行くと上司にまた怒られる」「同僚と上手く人間関係を築けていないから気まずい」というように、テンションが下がることはあります。
その憂鬱な気分を毎朝のように感じていれば、自然とストレスは増幅して自律神経に乱れが生じ、朝だけ微熱のような風邪のような症状が引き起こされやすくなるという仕組みです。
働き盛りの成人は特に慢性的なストレスによって体温上昇が引き起こされやすく、場合によっては高熱を引き起こすこともあり得ます。
風邪による微熱の場合、ウイルスの働きによって鼻や喉に炎症が生じやすいものの、ストレスが起因となって体温上昇が引き起こされているという場合は、その他の症状に悩まされることは少ないかもしれません。
それでも、ストレスを解消しなければ微熱が下がることはありませんし、解熱剤といった医薬品の服用では対処できないので、毎日の生活でリフレッシュを心掛けなければならないというわけです。
以上のように、朝だけ微熱が出て具合が悪くなる方は、精神的なストレスや肉体的な疲れが溜まっているかもしれないので、運動や入浴といった対処で少しでも体調を回復できるように試みてください。