1週間の微熱について
1週間に渡って微熱が続くという場合は、生理的な現象とは言えず、もしかしたら何かしらの病気が引き金になっているかもしれないので、早めに病院を受診した方が良いと言えます。
微熱の他に、咳込んだり頭痛が酷かったりという症状が出ていれば風邪の可能性が高いですし、冬場はインフルエンザが流行するので、高熱が出たら病院で治療をしなければならないのです。
インフルエンザによる症状はかなり重く、周りの人に感染して家族に迷惑がかかることもあるので、放置してはいけないということはお分かり頂けるでしょう。
そこまで熱が上がらないのであれば、普通の風邪による微熱だと考えられるので、必要に応じて解熱剤を服用し、自宅で安静に過ごして栄養のバランスなどに気を配っていれば、だんだんと熱は下がっていきます。
もし、37℃以上の微熱が1週間以上に渡って継続し、自分の症状に不安を抱いているのであれば、病院で診察を受けるのがベストです。
医師の判断によって異なりますが、最初に血液検査をして血沈・CRP・白血球の数値を測定し、異常が見当たれば体内で炎症が引き起こされていることになるので、詳しく調べていきます。
炎症が原因で微熱が生じている場合、1週間以上に渡って継続するケースはそこまで珍しくなく、病原体による感染やリウマチ関連の病気、または身体の内部で形成された腫瘍など広範に渡るのです。
高齢者になればなるほど結核のリスクも生じ、抗生剤といった一般的な治療で炎症がおさまらない場合は、CTを含めた精密検査をしなければならないので、かかりつけの医師と相談して治療を行っていきます。
また、微熱が1週間以上に渡って持続し、筋肉痛や喉の腫れ、リンパ節の痛みや腹痛といった症状も同時に引き起こされているのであれば、現代人で意外と患っている方が多い慢性疲労症候群かもしれません。
アメリカで流行した慢性疲労症候群は、病院の検査では異常が見られないという特徴があり、個人の症状によっては激しい疲労感があり、ベッドから起き上がれないこともあるのです。
遺伝子の異常や毎日のストレスが深く関わっているのではないかと考えられており、認知度はかなり低いものの微熱が1週間に渡って続く時は慢性疲労症候群も考慮した方が良いでしょう。
どのような病気にしても、素人では自分の身体に何が起こっているのか判断できないですし、間違った対処で症状が悪化するかもしれないので、面倒くさがらずに病院へと足を運んでみてください。