微熱とプラノバールについて
あすか製薬から販売されているプラノバールは中用量ピルで、卵胞ホルモンと黄体ホルモンがバランス良く配合されており、女性のための医薬品となっております。
正しい形でプラノバールを服用することにより、生理不順や更年期障害、卵巣機能不全による不妊症の治療に役立つのですが、微熱といった副作用が生じるので注意が必要です。
個人によって副作用の出方には違いがあるものの、微熱以外にも吐き気や嘔吐、不正出血や腹痛といった症状が報告されております。
医師に処方された用量をしっかりと守り、長期間のプラノバールの服用を避けていれば副作用で悩まされることはありませんが、素人の判断で量を増やしたり服用を中止したりすると、思わぬトラブルが引き起こされるかもしれません。
微熱程度であれば、自宅でゆっくりと休めば回復しますし、体調の変化によって私たちの体温は常に正常な範囲内で上下しているので、そこまで大きな問題ではないのです。
それでも、長期間に渡ってプラノバールを服用すると、手足の痺れや視力の低下を引き起こす血栓症のリスクがあるので、予期せぬ事態が引き起こされたら早めに病院を受診した方が良いでしょう。
とは言え、上記でもご説明したように、プラノバールは正しく服用していれば女性ホルモンの働きをコントロールできますし、辛い痛みが引き起こされる生理痛の改善にも繋がります。
普段の生活で精神的なストレスを抱えているという方は、知らず知らずのうちにホルモンバランスが乱れており、その影響で月経時の諸症状が酷くなっていることも十分にあり得るのです。
生理は毎月のように引き起こされますし、その度に痛みが生じていたらストレスも発散できないはずなので、プラノバールといった医薬品に頼るのは適した選択肢かもしれません。
ただし、既に何かしらの持病を持っていて、他の医薬品を常飲しているという方は、あらかじめ医師にその旨を伝える必要があります。
医薬品の中に、リファンピシンやヒダントイン系製剤、グリセオフルビンといった成分が含まれていると、プラノバールの作用が低下してしまうのです。
本来の効能が得られなければ医薬品を服用している意味がないですし、微熱といった副作用だけが引き起こされて症状が悪化するだけとなってしまいます。
そのようなトラブルを未然に防ぐために、自分にはプラノバールを服用する意味があるのかどうか医師に尋ね、その上で毎日の生活の中に取り入れてみてください。