微熱と脱力感

 

 

微熱と脱力感について

微熱の状態は体温が平温よりも高いということで、場合によっては脱力感で悩まされることがあります。

 

「頭がボーっとする」「何事にもやる気が出ない」というように、うつ状態になる方もおり、熱が高くなるにつれて脱力感は増すはずです。

 

ただの微熱であればまだしも、強い倦怠感や脱力感に襲われている場合は、慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome−CFS)という病気の可能性があるので注意しなければなりません。

 

この病気は1991年にアメリカで流行し、日本でも何人かの患者さんがいることが分かりました。

 

簡単に説明すると、慢性疲労症候群は今まで普通の生活を送れていた方が、急に原因不明の全身倦怠感に襲われ、微熱や抗うつなどありとあらゆる身体的症状や精神的症状に悩まされるのです。

 

脱力感も引き起こされやすい症状の一つとなっており、日常生活を送れなくなるような強い疲労感が半年間以上に渡って続くという方もいらっしゃいます。

 

必ずしも半年間に渡ってこのような症状が持続するわけではなく、症状が回復したと思ったら再発するという状態を繰り返すのも慢性疲労症候群の特徴です。

 

未だに詳しい原因については解明されておらず、「ウイルスの感染が要因なのではないか?」「免疫システムの異常が引き金なのではないか?」と様々な意見が飛び交っております。

 

慢性疲労症候群は流行性と散発性の2種類に大きく分けることができ、前者の場合は微熱や頭痛といった風邪と似た症状に加え、身体を動かすと激しい脱力感に襲われ、動けなくなる方もいらっしゃるのです。

 

後者の散発性は、若い成人女性が患いやすいという特徴があり、集中力が低下したりノイローゼ気味になったりと、どちらかというと精神的な症状が強くあらわれます。

 

病院での臨床検査では特に異常が見られないものの、慢性疲労症候群を患っている方の多くは、ホルモンバランスの乱れや神経伝達物質の異常が見つかっているので、免疫異常説や内分泌異常説が濃厚だと専門家の中で考えられているのかもしれません。

 

厚生労働省の調査によると、1,000人に3人の割合でこの病気を患っていると発表されたので、意外と身近な病気だと言えるのではないでしょうか。

 

一時的な症状にしろ、激しい疲労感や脱力感を覚えますし、微熱で頭が痛いという症状にも悩まされやすいので、早めに病院で治療を受ける必要があります。

 

慢性疲労症候群に効き目のある特効薬は見つかっていないものの、漢方薬や四環系抗うつ薬といった医薬品を組み合わせた治療が実施されているので、医師の指示に従って服用していくべきです。

 

 

 

 


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