微熱とピロリ菌

 

 

微熱とピロリ菌について

ピロリ菌の正式名称はヘリコバクター・ピロリで、感染することによって胃の壁を傷つけ、粘液を減らして酸の攻撃が受けやすくなるので、胃潰瘍や胃炎といった病気の大きな原因となります。

 

ピロリ菌に感染したからといって、必ずしも潰瘍や胃癌が引き起こされるわけではありませんが、高確率で胃炎は生じますし、微熱といった症状にも悩まされるのです。

 

ただの微熱だと自分では思っていたとしても、実はピロリ菌に感染しているというケースは多く、抗菌しない限りは胃の中に棲み続けて炎症を引き起こし、胃はどんどん弱まっていくので注意が必要となります。

 

そもそも、ピロリ菌は飲み物や食べ物を通じて体内に入り込み、感染すると考えられており、上下水道がきちんと完備された現代において、水道水の摂取で感染することはありません。

 

そのため、親子同士でコップの飲みまわしをしたり、恋人とキスをしたからといって感染するケースは低く、そこまで心配する病気ではないと説明できます。

 

しかし、胃の中の酸性が弱い5歳以下の子供の場合は、ピロリ菌が生きやすいので感染しやすく、「胃炎で胃がもたれる感じがする」「胃に痛みを感じる」という症状が徐々にあらわれ、場合によっては微熱で頭が痛むのです。

 

特に自覚症状がなかったとしても、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんといった病気の発生や進行と深い関係性があるので、怖い病気の一つだと言えるのではないでしょうか。

 

とは言え、医療が発達した現代では、体内のピロリ菌を除去するのはそこまで難しいわけではなく、病院で2種類の抗菌薬と、胃酸の分泌を抑える薬を処方してもらい、正しく服用することで症状を抑えられます。

 

1回目の除菌療法では約75%、2回目では95%を超えると言われており、指示された医薬品をきちんと服用することが、ピロリ菌の除去では必要不可欠というわけです。

 

医師から処方された薬を飲み忘れたり、用法を守らなかったりすると、除菌が上手くいかず治療薬に耐性を持った細菌があらわれて効き目が悪くなるので注意しなければなりません。

 

このピロリ菌除去のための医薬品の副作用により、微熱のような症状が引き起こされることがありますが、元々の病気を治すためであれば仕方がないと説明できます。

 

副作用で微熱が出ても、高熱で苦しいという状態にはならないはずなので、医師の指示に従って薬を服用しなければならないというわけです。

 

一刻も早く体内からピロリ菌を除去し、胃潰瘍や十二指腸潰瘍といった病気を予防する努力をしてください。

 

 

 

 


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